音楽を呼びさますもの

恋文を書くために埋め尽くされた練習ノート

モテ期

モテ期が何処かに行ってしまった

いや モテ期なんてなかった

もてはやされたけどモテなかった

足はうまれつき短かった

土踏まず中心に歩いたのでいつまでもよちよち歩きだった

喋る前に大きく息を吸う癖

溜め息で歌う学芸会の劇のなか

脇役だったけど黄色い声を浴びた

今振り返れば あれがモテ期だったんだ

涼しくて快適

プロのストーカまたしても真夜中の冷蔵庫の潜入に成功

冷蔵庫のさ なかってさ涼しくてさ 居心地いい

冷えたサラダ 冷めた味噌汁 冷めたピザ

ぼくは野菜室で眠る

眠るやいなや 君の声が台所から聞こえる


どうやらぼくのことが好きらしい やった

冷蔵庫を開けた回数だけ恋をする夏

ブナシメジ

ブナシメジみたいなキノコ🍄が

口のなかからでてくることないかい?

ぼくはあるよ



生きるか死ぬかの対戦型ゲームを僕としないかい?

君が死にそうになったら僕がミスするよ

今朝食べたキノコが発酵して昼食時に口から出てくることはないかい?

ぼくはあるよ

いまが春なんです、

春という気もちは

持っているお金を全部使ってしまいたい
そんな衝動に 似ています

朝型人間は3時には起きるわけです

することがなくて ただ目をあけているだけです

新聞配達でもしたらという友人もいますが

春になったら稼いだお金を全部使ってしまいそうだからやめときました

そうなんです いまが春なんです

春をすぎてしまったら だめなんです

いましかないんです 誰にも止められないんです


君にとっての23回目の春は一生に一度しかないんです

まさしくいまが春なんです

圏外に住む男

彼は圏外に家を建てた

電波の届かないところから

手紙が届いた

まこと つつましい暮らしです

薪割りに精をだしてます

徒歩でいけるところに水汲み場があります

炭焼き小屋はお気に入りの場所で

燻の匂いのする屋根の上から

宇宙と交信しています

と書かれていた

そんな暮らしもいいね^_^


わたしはそうメールした 

そこが圏外だと知っての上でw

早春の港

暦を一枚めくって

また春がきて

懐かしい春風の香りをかいで

道ばたのおなじ場所につくしが咲いて

またきみをすきになって 桜🌸


かけあしで かけあしで

かけぬけた おいつくまで 背中がみえるまで

春が過ぎ 夏が過ぎ 秋がこなかったのはなぜ

季節を追いこした 冬を追いこした

窓を開けよう カギを外そう

そして きみに おねだりしよう