2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧
雫が一適、葉をつたって水面にポタと落ち 音の余韻とともに、ちいさな孤を描いては消えた その孤はやわらかい唇に似ている 風のない部屋でひとつ、ろうそくの火が揺らいでいる それが ふっ と消えたとき またおなじ感覚 耳元でささやく微かな声を聴いた 全宇…
きょう生まれてはじめて「能」と「狂言」をみにいきました。 知識ゼロ~I don't know(のう)~でいったので、素直な感想のべます。 囃子はだいすきになりました。 ゆっくりテンポがいい。ずーっと最後まで。 とくに小鼓がいい。音がぽんといいつつ揺れる。…
【 と お く 】 わたしはよっちゃんよりもとおくへきたとおもう ただしくんよりもとおくへきたとおもう ごろーよりもおかあさんよりもとおくへきたとおもう もしかするとおとうさんよりもひいおじいちゃんよりも ごろーはいつかすいようびにいえをでていって…
【むかしむかし】 わたしはうまれたりしんだりした すっぱだかでめをきょろきょろさせていた いまのたいようとおなじたいようが あおぞらのまんなかでぎらついていて いまのかぜとおなじかぜが くさのうえをさあっとふいてきた がっこうはなかったけれどわた…
伝説の夢の島。。。。 ここは、恋人同志が虹を渡って辿り着ける島。 夢のなかの島なのか、世界地図の中に存在する島なのかはわからない。 nanaさんは17歳らしい。彼女は誰ももってない輝く光を内に秘めている。 でも一方で、孤独ということばを繰り返して…
銀の玉を水平線に向かって、 颯爽と空から吹く風にまかせて 転がす。。。。。 銀の玉には、1オクターブ ドからドまでの間に存在する、およそ12と想像される音♪ が転がるたびに無作為に鳴る、リロリロリーンという音階を自然に。。。 で、偶然にもそれがメ…
「オペラ座、ここいった?」 「行ったけど中は入れなかったよ」 紺碧のそら、瑠璃色の星、色彩のある甘い詩 「ルーブルのモナリザやビーナス見たよね?」 「いやあのときはたまたまストライキで門前払いだったよ」 大雨が降っていたが、すぐ止んで日が射して…