音楽を呼びさますもの

恋文を書くために埋め尽くされた練習ノート

あおざめくんの物語クリスマス

クリスマスなのできょうは早おきして

















手を合わせてお祈りしたんじゃなくて

























しあわせの お裾分けをいただきに
















ぼくのすむのしまから 北緯32度のところにある


















ちいさな島の教会のチャペルで

結婚式があるというので























さめ肌のからだに
オリーブオイルを塗りたくって





















鮫型のタキシードを着て



























花束には赤いハイビスカスと

青い薔薇をいれ


















遊泳していました。。。










すると

むこうに渦巻きらしきぶくぶく泡がひかってるのが

だんだん

おおきくなって






















なんじゃい?このしたは

と おもって もぐって
いったら、
























ウミガメにのった女の子が

髪をなびかせて 

こっちをさみしそうなめでみながら およいでいます































ぼくは どこかで あったような

きがして しかたがありませんでしたが



























ここ数年の記憶がなくなっていることを

おもいだし。。























すこしあとをおってみたけど、、

ぼくはすがたをみうしない。

あきらめて、
























その島をめざしました。




















島は おおくの人で

にぎわっていて、そろそろ








祝福の合図とともに

島の教会から

ウエディングドレスを着た花嫁があらわれました
























かおをよくみると なんだかさびしそうに

ないていた さっきの 女の子です















教会のチャペルの鐘が

島全体に響きわたりました














ぼくは、すこし記憶がよみがえりました。

3年前に瀕死の状態で浜辺によこたわるぼくの姿が

映像となってあらわれ。。。













花束を渡そうと

近づいていく ぼく













南の国のクリスマスは

あたたかい

陽射しに つつまれていました