音楽を呼びさますもの

恋文を書くために埋め尽くされた練習ノート

咬まれる恐怖

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手を噛まれるというか

噛み付いてくるお前の両あごを必死で広げないと

まるごと呑み込まれてしまうきがした

指には生々しい歯型の感触がくっきり残っていた

眠れずに何時間も欲深い自分とたたかう

あなたのことを想うとからだの中心が熱くなる

本気で愛し合えないのなら

言い残すことは何もない

目が覚めたらまだ君を知らない僕がいて

いってきますの一言がさよならのかわり

魚は気もちよさそうに水のなかを泳いでいた

忘れることって思ってたより怖くなかった