2010-05-13 飼育係の日記 3 童話・ファンタジー・メルヘン #小説 写真//元気君 私たちは可の王国の入り口に立っている。 彼は、その磁界の結界を解除しはじめた。 それはぶつぶつ念仏を唱える儀式に思えた。 わたしは、そのよこで 相変わらず魂の抜けた無表情な顔だわ、 と思ったが口には出さなかった。