音楽を呼びさますもの

恋文を書くために埋め尽くされた練習ノート

海に降る雪

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巨大な波が押し寄せきて

   地球をいまにも飲み込もうとしていてる




人々は逃げ惑っている

  ぼくは小走りで、かなり前進したかとおもったけど

   なぜか元の場所で足踏みしている
  



海原にほおりだされて 

  水平線からやっと顔をだせたかとおもったけど

   水中でまた水を飲んでしまった



恐れるものはないけれど

  ようやくつかんだとおもった愛が

   蜘蛛の糸が切れたように風に煽られ

    空中で綿雪のように漂っている







それから、はっきり記憶にはないけど

どれだけか 時が流れたような気がした





ぼくは、手のひらに

のこっていた愛を信じて

海がめにのって

あの人にあいにいった







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