冬の夜空にあがる花火は 身の置場のない痩せこけた兵士のように 細い閃光を放っては消える 久しぶりに吸う煙草にふらつきながら 凍りついたアスファルトのうえを 滑らないように滑稽な格好で歩く 氷河期にも楽園はあった 凍れる指先をおぼつかなく動かし求愛…
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