音楽を呼びさますもの

恋文を書くために埋め尽くされた練習ノート

大歳の夜のお客様

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大歳の夜に来たりし

客は わが格子戸の戸を

とんとんと 小さく叩き

ああこんな年も押し詰まった晩に

誰やねん

戸を開けたが、誰もいない

おかしいなとおもって、寝ようとおもい

中に入って2階のソファーをみたら

この子 が腰掛けていた

あ、このまえの夢のなかのあの子・・・

ぶらさげていたかばんには

手紙が入っていた

手紙には ぼくのいえの住所と電話番号が書いてある

ようこそ まってたよ

夢の世界からこっちへやってきたんだね

夢と現実の距離がゼロになった

ぼくは 夢ビデオの スイッチをOFF にした