2005-12-31 大歳の夜のお客様 夢ビデオ #詩 大歳の夜に来たりし 客は わが格子戸の戸を とんとんと 小さく叩き ああこんな年も押し詰まった晩に 誰やねん 戸を開けたが、誰もいない おかしいなとおもって、寝ようとおもい 中に入って2階のソファーをみたら この子 が腰掛けていた あ、このまえの夢のなかのあの子・・・ ぶらさげていたかばんには 手紙が入っていた 手紙には ぼくのいえの住所と電話番号が書いてある ようこそ まってたよ 夢の世界からこっちへやってきたんだね 夢と現実の距離がゼロになった ぼくは 夢ビデオの スイッチをOFF にした