音楽を呼びさますもの

恋文を書くために埋め尽くされた練習ノート

へそについて

ぼくは頭ではなくへそでものを考える

へそはからだの中心だから

ぼくのへそは目がみえる

腹巻きにかくれてへそはおまえを見ている

へそはたまにいやらしいことを考えている

ぼくはへそをまもる ぼくが死んでも

へそは生きている へそを恨んだりしない

綿棒でへそを掃除したらへそが喜んだ