音楽を呼びさますもの

恋文を書くために埋め尽くされた練習ノート

#詩

ぼくにできること

. 大切にしたい 愛があった ときに神様は、あなたに またひとつおおきな試練を与えた 仮にそうだとしても ぼくは 慰めるのが 精一杯で きみにしてあげれることの 第一歩を 手さぐり状態のまま 踏み出すつもりでいた .

Suite Ⅵ

. 最初にさそったのはわたし 8月の雨 春の雪 草原の上でねっ転がって わたしをよろこばせてくれたあなた 恋文を書くために埋め尽くされた練習ノート むろんいまでも全うな言葉では話せない ほんとはもっと酔いたかったんだ、あのとき 愛しあえないまま 時が…

すかしっぺ

わたしはもともと胃腸が弱いせいか なんでも よく噛まないで食べるからかもしれませんが おならがよくでます いちばんすきなのは おふろのなか ぶくぶくと沸きあがってくる泡泡 過去に お見合いしてるときおならをこいて 破談になったこともあります 気持ち…

愛に溺れないように

ドスのきいた声で歌うシャンソン 歪んだ音色のバラライカ ポケットサイズのガムラン そっと口ずさむ程度の愛がいい .

咬まれる恐怖

手を噛まれるというか 噛み付いてくるお前の両あごを必死で広げないと まるごと呑み込まれてしまうきがした 指には生々しい歯型の感触がくっきり残っていた 眠れずに何時間も欲深い自分とたたかう あなたのことを想うとからだの中心が熱くなる 本気で愛し合…

幻滅の錯覚

ストーレートに 愛し合いたい 愛し合いたい 愛し合いたい 心のままに

2008

あけましておめでとうございます ことしもよろしくおねがいします 今年は雪のお正月でしたが、いまだかつてない比重の重い雪です 玄関の〆縄

月曜日の憂鬱

おまえにコメントできないくらい ブルージーな夜 水曜日、圧力釜をセットする 早炊き水超多め 牡蠣の入ったミルク色のお粥が食べたい さあ木曜日には遠出をするぞ それまでに元気をだそう 自分に自信を持って生きよう 土曜日はマラソン走るぞ ペース配分 前…

しかられて

ぼくはいまの職場に入って13年になりますが いまだに部下がはいってきません いつもしかられてばかり たまには、しかってみたい いちどでいいから、いばってみたい

淡いピンク

おいで花の香りのする部屋へ あの日みた桜がフリーズしたまま X線レントゲン写真のやうに胸に焼きついている 心電図に波打つこころ 心拍数がはやくなってきた 表面が樹の肌のやうに硬いから 首根っこに紋章を刻んで 腰骨から大腿筋にかけての四肢が硬いから…

春咲小紅♪

愛ってよくわかんないけど、 顕微鏡でみても わかんないくらいに ちっちゃいかも だって愛の結晶なんていうでしょ 愛ってとってもきもちいいものなの? こわれそうで天秤にかけられないくらい もろいの 無重力なんだけど とってもおもたいの 今の気持ちを歌…

春画

入り口からはいったのに出口の見当たらない部屋 伽藍堂になっていて非常口もない 登っても登っても頂上の見えてこない山 かなり駆け足で前進したかとおもったのに ふりかえれば元の場所にいた 考えても考えても答えの書けない白紙の答案用紙に ソフトペンで…

この世でいちばん綺麗な花よ

あたらしい光がさしてきました そのひとにも光がさしますように みんなにも光がさしますように あこがれのあなたにあえますように がんばってるあなたがむくわれますように だれの命も陽にてらされて輝いている だれのこころも光り輝く力を秘めている

joker

わたしは矮鶏よ スペードのエースのような スピアで胸を突かれて飛べなくなった 傷口から幾度となく流れた黒い血は 冬草のうえに溜まって固まった 薄い月に腰掛けて目配せするjoker five Million dollar のニセ札をつかませた 切り札はロイヤルストレートフ…

ラッキードラゴン

洗濯ハサミのようなかわいい顔 キタロウみたいに肩にチョコんとのっかかる ひとなつこい性格。。 グミがだいすきなの ぼくがなにを信じていいか わかんなくなったとき 耳もとで 甘酸っぱい息をかけてくれる 火炎放射器みたいな火は吐けないけど りんご汁で描…

いらっしゃいませ

ここはどこ いまはいつ 春はそこ 投げるボールはストライク しかめつらしわよせて 水面にうつる顔はだれ 涙目のうつろな目 ここはどこ ぼくはだれ このさきにあるものはなに あしたにでも花が咲くだろう あしたにでも草が生えてくるだろう あしたぼくの家に…

お花畑でおネンネ

日中は 晴れ 北東の風やや強く。。。 月齢 十三夜 気温 17℃ 体感温度 -45℃ やや肌寒い。。。

放射+IONE

ゆび なめらかですか ひとみ めにみえないものをうつして くちびる こえにならなくても みみ きこえないおとをきいて こころ しずかにあおいひをともして まっすぐにあるいていっても またもとにもどってこれますか すきとおったくうきのなかで みずしぶきを…

目が覚めたら夢の中でした

水中に揺れる青白い手、細長い指に虎泊色のネイル 水面から差し込む光に反射した波文様が手の甲に映る 葡萄色の髪、硝子でできた靴、下着はグンゼのホワイト ベジタブルソースはキューピー、好きな男性のタイプはマッチョ よくまわすレコードはホリーコール…

断頭台への行進♪

高度なコード進行 JAZZと現代音楽の接点

ムーンストーンの眠る海

ムーンライトが眩しいのは どうしてだろう なにか嫌な予感がする どこかに閉じ込められてる みつけてほしい いま必要なもの

『』

アンテナには方向があるけど ススキを揺らす風に方向はない あっちの方向から歩いてきた人がこっちにむかってくる 駅前の交差点はこんなに人であふれているのに だれひとり顔を合わせようとしないのに なのにそのひとは こっちにあるいてくる 自転車の後ろの…

ハッピーなプリンス

不器用ですから、胸に手をあてて 念じてみても、何も起こりません 3歩うしろから 大切な人に気持ちを伝えるタイミングを はかっていました 不慣れなひとごみ 肩と肩が触れそうで 不自然な歩行になっていました 金屏風がにあいそうなお姫様には 白銀の鶴のか…

さがしてみてください

森にひそんでる 動物なんでしょう

雨おんな

. あなたの声をきいたただけで濡れてくる あなたが通り過ぎただけでびしょぬれになる でもちびったことは内緒にしとく あなたのからだは分厚い灰色のベールにつつまれている あなたは泣かないかわりに、地上にしとしと雨を降らす .

後頭部

自分の後頭部をみたことって あんまりないでしょ ごつごつしてたり 絶壁だったり 禿げてたりしたら どうしますか?

オレンジ色の正露丸

動悸息切れ眩暈がしたので 日本海に沈む夕日をバックに 正露丸を1個ずつ飲みほした するとエディアカラのふしぎな アンモナイトの化石が爆発して 火の玉小僧ボムが現れた 消火器さえあればボムをやっつけることが できるのだが、水鉄砲すらもってない ボム…

雨あがれ

雨がふりつづいてる しとしと雨ならいいけれど つよい雨は山くずれ 午後には雨あがれ あした天気になあれ

拾ったものひとつ 落としていったものひとつ,,,,,,,,,

猿と人間の数をかぞえる 眠れない夜ヒツジの数をかぞえる 無縁仏の数をかぞえる くるくるまわるかざぐるまの羽の数をかぞえる しあわせだった日々をかぞえる 眉間のしわの数をかぞえる あなたとむかえた朝をかぞえる ゆびおりかぞえる 花びらの数をかぞえる …

Little wing

ある晴れた日の しぼりたてのミルクを 飲んだ朝 誰かがよんでる声 たったいま うまれたばかりの I met her for the first time.......